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就職はしてもまだまだ夢を追い続ける、そんな子鬼の唄をどうぞ。
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「鴇・・・」
亜嵩の言葉に、隣に片膝をつく男が振り返る。
この間、兄の史義に斬られたところはどうしたのだろう。
幽霊で実体がないにしても、目の前で血を流すところを見たのだ。しんぱいにならないはずはない。鴇は座り込んでいる亜嵩の頬にそっと触れると、小さく微笑んだ。「かすっちゃったな・・・痛くないか?」
「え?あ・・・」
言われて、触れられた方の頬、先刻椅子がかすめたところがじんわりと痛みを帯びていることに気づく。
だが、鴇が助けてくれなかったらこんなかすり傷程度では済まなかった。
立ち上がって、亜嵩は真っ直ぐに時を見つめた。
「こんなのどうってことねぇよ。それより鴇、今のは・・・」
「ポルターガイスト現象・・・」
「え・・・?」
ぽつりと、力なくつぶやいたのは司だ。未だ状況についてはいけないものの、恐怖心はさほどないようだ。その証拠として、声がしっかりしている。
「司、それ・・・」
「うん・・・僕も直接は見たことないんだけれど・・・物がひとりでに宙に浮いたり、飛んだりするって。幽霊の仕業とも、そういった能力のある人の制御できない力によるものとも言われてるみたいだけど・・・」
そこで司の視線は亜嵩の隣へと移った。
「ねぇ亜嵩、その・・・隣にいる人って・・・」
「司っ、見えるのか!?」
「まじかよ!!?うおっ、俺には何も見えねえ・・・!」
これには亜嵩だけでなく、鴇も驚きの色を浮かべた。
「最近じゃ、見えない奴の方が多いんだけどな・・・」
「でも、俺以外にも見える奴がいるんなら話は早い!
司、こいつが噂の、うちの寺に居候してやがる幽霊だ」
「あ、ひっでぇ」
鴇が思わず突っ込んだが、今はそんな時間はない。
亜嵩は司の方に駆け寄ると、表情の硬い彼の手をとった。
「何が起きているのか、俺にはわからない!けれど、これだけは信じてくれ・・・こいつは、鴇は・・・決して悪い奴じゃないから・・・」
「亜嵩・・・」
鴇が小さくつぶやいたので、亜嵩は背中がむず痒くなった。
最初、この男に会ったときは、邪魔者以外の何者でもなかったのに。
今、こうして思うのは。
(俺が、この男を信じたいから・・・)
この男の過去に何があったのか、亜嵩は知らない。
けれど、ほんの数時間一緒にいて、わかったことだってある。
この男は。
「絶対に俺たちを、傷つけない」
それは、何の確証もないこと。
ただひとつの推測にすぎない。
けれど今の亜嵩は、それを
否定するだけの反論を持ち合わせてはいなかった。
心の中にあるのは、その確信のみ。
亜嵩にとっては、それさえあれば十分だった。
ゆっくりと、鴇をふりかえる。
彼はとても哀しそうに笑っていた。
でも、それは。
「馬鹿な奴だなぁ・・・」
とても、やさしい響きのあるものだった・・・。

「へぇ、あの“
逆賊の鴇”がねぇ・・・」
教室の外、窓から室内を一望できる位置の木の枝に腰かけて、彼は小さく笑みを浮かべた。
髪は少し長く、亜麻色をしている。癖があり、緩くウェーブがかかっているのが特徴だ。
今の一件を、後期の色に染めて見つめていた双眸は、鮮やかな紫。
亜嵩とそう
年の離れていない容姿のその少年は、無邪気な笑みを浮かべて言った。
「こりゃ一騒動おきそうだな。もしかすると俺もおこぼれに与れそうだな。
そろそろここに縛られんのにも飽きたし、ちょうどいいや」
そう言って、少年は立ち上がった。
「亜嵩、縁寺、鴇・・・そして、この学校。
これから何が起こるのか・・・楽しみだぜ」
それが、たとえどんな結末を招くのだとしても。

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―――・・・。
声が、する。
聞こえてはいるのに。何を言っているのかがわからない。
それでも、何度も、何度も。
その声は伝えてくる。
何かを。必死に。
とても苦しそうに。
誰だよ・・・

お前は、誰なんだ―――。

「うー・・・」
「おはよ。よく寝てたね」
のそりと
顔をあげると、さわやかに笑う少年の姿が視界に入った。
半瞬おいて、それが司だと気づく。
「おーおはよぅ・・・」
「やっと起きたみたいだね。・・・といっても、もう、放課後だけど・・・」
後半の言葉が濁る。
亜嵩はしばし言葉をなくしてぱかっと口を開けたままかたまった。
「・・・は?」

「転校して2
にして全授業熟睡とは・・・呆れを通り越して、いっそ尊敬するぜ」
「笑うなよな・・・」
うんざりといった表情で、亜嵩は机に突っ伏した。
その隣の机の上に胡坐をかいて座って、彼はにこやかに笑う。
転校して早2日。
クラス全
が亜嵩に対して快く、そして馴染みやすいものだったのだが、そのでも一際亜嵩に対して親しく接してくれたのが、司ともう一、この滾間浩正(たぎまこうせい)だった。
見るからに
スポーツ万能そうな、無駄のない長身に、都会でも十分に通用する顔立ちのよさ。
切れ長の瞳は好奇心に輝く水晶のような淡い水色、短くした髪は、瞳とは対照に、燃えるような赤をしていた。
かっこよくはあるが、その顔は見せつけるものではない。
誰とも親しく接する、むしろ人懐っこいものだった。
ちなみに余談ではあるが、彼はクラスで最も運動ができなかったりする。
「ま、亜嵩は勉強はそこそこできんだろ?これくらい、わけないって」
そう言って彼は、亜嵩の机に広げられたプリントの
を親指で指した。
昼食もすっぽかしての、計6限もの授業放棄だ。
そんな
胆なことをしておいて、お咎めなし、というのはまずありえない。
散々説教を浴びせられた挙句、今日の授業すべての内容を復習するための課題プリントの山が出されてしまったのだ。
終わるまで帰宅はおあずけ。
昼食も抜きであるため、空腹極限状態での居残りだ。
「終わるわけねぇだろ・・・」
「まあまあ。僕らも、できるだけ手伝うからさ・・・」
司の言葉だけが胸に沁みる。
とりあえずそこで一旦会話を中断して、3人はプリントに目を通し始めた。
時刻は5時過ぎ。
季節上、日が落ちるのが早くなり、既に空は群青より濃い。
渋々ながらもプリントに手をつけ始めたのだが、ふと亜嵩は顔をあげた。
下校時刻はまだ過ぎてはいない。
クラスの全員が、部活に行ったか帰宅したかで、教室内には3人以外のカバンすら残っていない。
他の教室も似たような状況だろう。
だが。
「・・・静か、すぎないか・・・?」
「え・・・?」
亜嵩の言葉に、2人も顔をあげる。
それぞれにあたりを見回して、それから再び3人は顔を合わせた。
「妙だな。今頃だったらグラウンドから部活の奴らの掛け声とかが聞こえてくるはずだぜ?」
「そうだね、それに・・・廊下にすら誰もいないのは、ちょっと・・・」
ここは田舎の小さな中学校だ。
だからこそ、常の状態を把握しやすい。
ここに亜嵩よりずっと早くから通っていた2人が言う以上、この状況は異常としか判断できないものだった。
「・・・何だ?」
ふいに、何かを耳にして、亜嵩は首をかしげた。
うまく聞き取れないが、これは人の声だ。
だが、何かがおかしい。
近くで話しているような音量なのに、まるでフィルターでもかかったかのように聞き取りにくい。
(何だよ・・・)
半ば状況に苛立ちながら、もう一度耳をすました、その時―――、

「逃げろ亜嵩、ここにいちゃ駄目だ・・・!!!」

「鴇・・・?」
風のように、一瞬だった。
だが、それを聞き違えるはずはない。
今の声は、間違いなく・・・
「亜嵩、どうしたの?」
「え?あ・・・いや・・・」
司が不安げに覗き込んできたので、亜嵩は慌てて笑顔を取り繕った。
心配させてはいけない。
なんたって自分は学校中で噂される、怪奇の中心人物なのだから。
「なんでもねーよ。それより早く終わらせようぜ」
「そだな。あんまり遅いと
に怒られそうだし」
頷き合って席に戻る。
その、刹那だった。
「逃げろ亜嵩!!!」
「!!!」
今度ははっきりと、疑うことのできないほどにしっかりとした声が亜嵩の脳裏に響く。
今度こそ亜嵩は立ちあがった。
「鴇、何があった・・・!?」
「えっ、亜嵩!!?」
2人がきょとんとするのもお構いなしで、あたりを見回しながら、亜嵩は叫んだ。
「頼む鴇、姿を見せてくれ!いったい何が・・・」
「亜嵩・・・!!!」
亜嵩の言葉と、悲鳴に近い司の叫び声が交る。
声がしたと思った次の瞬間、亜嵩の体は横に倒されていた。
自分で倒れたのではない。誰かが突き倒したのだ。
「亜嵩!!」
2人が血
を変えて立ち上がる、と同時。
何かが、亜嵩のすぐ横を駆け抜けた。
かすかに頬をすって、それは亜嵩の後方へと突っ込む。
亜嵩は血の気が引くのを感じた。
今のが何か、ふりかえらなくてもわかる。
あれは椅
だ。この教室内の、誰かの椅子。
それが、ひとりでに宙に浮き、亜嵩めがけて飛んできたのだ。
鋭利なものではないため、死には至らないにしても、あと数瞬遅かったら
病院送りにされていた。
「な・・・」
今、まし突き倒されていなければ。
今、もし、彼が隣にいてくれなければ。
「亜嵩、無事か?」
3日ぶりの鴇の顔が、亜嵩のすぐ傍にあった・・・。

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さすがは田舎。全校生徒をかき集めても100に届くかいう少数中学校。
亜嵩の学
は2クラスで、その2クラスを足ても30ちょいというところだ。
ただ、少人数なだけ
って、学年をこえて仲がいい。
亜嵩がここを気に入った理由が、ここにきてもうひとつ増えた瞬間だった。

「亜嵩君は
來寺の次期住職なの?」
「んー、俺はまだ意識してねぇけど、そうみたい
・・」
「大変だね」
「まぁな」
亜嵩の隣で、転校して
めて口をきいた司が表情をほころばせる。
の混じる黒髪を耳が隠れるまでに伸ばし、ささらと揺らす。
それは自然の色に似て、とても落ち着くものだった。
「そういえば亜嵩君」
「亜嵩でいいよ。どうかしたか?」
「うん・・・、あの、亜嵩、の
ってさ・・・」
司の言葉が急に歯切れ悪くなる。
気にせず先を促して、亜嵩はお茶の入ったペットボトルを口に運んで・・・
「亜嵩の家って、・・・出るって、
当?」
「ぶっ」
思わず勢いよくお茶をふいた。
勢いあまって、腰かけていた椅
から転げおちる。
これには司が
を剥いた。
「亜嵩!?」
「だ、大丈夫・・・」
何とか上
を起こし、司の手を借りて椅子に座りなおす。
お茶を流し込んで喉を潤したところで、亜嵩は司を顧みた。
「・・・それ、誰に聞いた?」
「聞いたというか・・・有名だよ、この話」
その言葉に、近くにいたほかの生徒も同意を示す。
「うん。この土地に縁(ゆかり)がある幽霊は、みんな光來寺に集まるんだって」
「そうそう。だから夜中は近づくなって母ちゃんが言ってた」
「毎夜落ち武者の行進があるって本当!?」
の上だけあって、あの地は閉鎖的だった。
滅多に訪れる変わり者もいない。
だからそんな噂がたったのだろうが、実際事実なので、
否定のしようもない。
「・・・」
返す言葉が見つからず、亜嵩が固まっていたところ、司が静かに言った。
「光來寺はね、昔から、死者の心の通い場と言われてるんだよ。この地で、いろんな形で命を失った死者たちが、思い残したことがあると、訪れて、答えが見つかるまでそこに留まるんだ。
だからついた名が、縁寺(えんじ)
「縁寺?」
「そう。死者はみんな、寺の
人間に救いを求めてやって来るんだって。
それで・・・」
亜嵩は言葉を失くして俯いた。
あの男・鴇。
彼もまた、何かを亜嵩に求めているのだろうか。
だとしたら。

(俺に、何ができるっていうんだ・・・?)

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―――兄さん

手を伸ば
たその先に、ったのは。
哀しい
で笑う、唯一無二の、兄の姿。

―――
ごめんな

そうして彼は、闇の中へ
落ちていった

―――…
青く晴れた空をぼんやりと見つめなが
、亜嵩は足を止めた。
長く続く廊下は今は誰もおらず、亜嵩だ
けがぽつんと立っている。
その窓から見える青空は、からっとしていて雲ひとつない。
その空を見つめてはいるものの、亜嵩の思考は、別のところにあった。
の一件、つまりは、祖父のに居着いた幽霊のこと。
江戸時代に生きたという男
鴇。
一見、悩みのひとつすらないように見える彼のその根底にあったのは、深い闇だった。
(あいつが、

その後、あの兄弟は何も言わずに姿を消し、それから今まで一度も見ていない。
盗賊と同心、悪と善。
2人が何の由縁あってそのような関係に至ってしまったのかはわからないが、それでも言えることがひとつある。
(兄弟が争いあうなんてねぇよ 
亜嵩にも、弟がいる。
だからわかる。
兄弟は、例え憎みあうようなどんなことがあったとしても、決して刃を向けあってはならないのだと。
大切な身内を思うが故だとしても。
鴇を、あの兄はとても哀しい
で見つめていた。
それを知っているからこそ、特に。
「転校生、どうぞ」
「あ、はい
戸が開いて、若い
女性の教師が笑顔で招き入れる。
言われるままに教室内に足を踏み入れた亜嵩は、そこでふと足を止めた。
?)
振り返って、背後を確認する。
もちろんのことだが、誰もおらず、亜嵩は首を傾げた。
気のせいか、誰かが背後に居た気がしたのだ。
「どうしたの?」
「あ、いえ
促されて、慌てて教壇にあがる。
正面を向くと、数少ないものの、同
代の男女がこちらを見ていた。
頭を下げて、名前を名乗る。
「よろしくお願いします」
そう言葉をくくり、再度頭を下げる。
顔を上げた際に、ふと、1人の男
が視界に残った。
改めて見ると、
手も気づいたのかにっこりと笑ってかえす。
彼はゆっくりと立ち上がると、温かい声音で亜嵩に言った。
「このクラスの学級委員、麻嶋司(ましまつかさ)です。亜嵩君、よろしく」
丁寧な物腰のその
少年は、優しく目を細めて笑った。

それは、吸い込まれそうなほどの深い碧(みどり)の
に似て。

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同じ顔をしたその男は、弟であるはずの鴇へと、真っ直ぐに刃を向けた―――

「弟、って・・・」
亜嵩は鴇と呼ばれた隣の男を振り返った。
やはり、記憶がないだけあって動揺しているのだろう。
鴇の動揺が伝わってきて、亜嵩は思わず彼を背にかばっていた。
「亜嵩・・・っ」
「思い出せないんだろ?ならここは穏便にやらねぇと」
そう言って、兄の方を向く。
無関係の亜嵩が前に出たことで、男はさすがに構えを崩した。
「子ども、下がれ」
「嫌だね。つーかあんたも霊だろ。どいつもこいつも、
で好き勝手しやがって。ここで暴れんのやめてくんない?」
本心では逃げ出したいところだが、口調は意に反して強気だ。
男を見据えて、亜嵩は言葉をつなぐ。
「あんた、こいつのこと弟だって言ったよな?なら何で刀向けてんだよ」
亜嵩の言葉に、男は一瞬躊躇を見せた。
だがすぐにその表情は、暗く冷たいものへと変わる。
「!」
亜嵩がそれに気づくと、同時。
「亜嵩、下がれ」
「え?・・・ぅわ!」
振り返るよりも早く、背後からものすごい力で引っ張られる。
後方に、投げられる形で飛ばされた亜嵩の横を、そのとき誰かがすり抜けていった。
(・・・え?)
今のは―――
はっとすると同時に、亜嵩は大地に倒れこんでいた。
「いって!」
小さく呻いて、それからばっと起き上がる。
「おい鴇!」
名を、呼ぼうとして。
亜嵩は言葉を失くした。
彼が今し方まで立っていた、その場所で。
2つの影が交差する。
今の今まで、持っていなかったはずの剣を滑らせて。
鴇が、背を、向けている。
男が振りかざした刃を、左肩に受けて。
―――・・・っ」
「っ、鴇・・・!」
一歩踏み出そうとした亜嵩を、鴇が剣を持つのとは逆の手で制止する。
「・・・な、んで・・・」
「悪いな・・・今思い出した・・・」
痛みに耐えてか、鴇の声がかすかに震える。
その背を、亜嵩はただ見つめるしかできなくて。
「俺、この人の弟なんだ・・・」
「顔見りゃ、わかるよ・・・」
つられて、亜嵩の声にも震えが走る。
それを聞いてか、鴇は小さく笑った。
「だよな・・・。うん、仲良かったんだよ・・・」
「・・・っ、じゃあ何で
「俺が」
息を継いで、鴇は兄を見上げた。
年の差は1つだけだが、兄の方が背が高い。
自分と違って威厳のある眼は、今は少し哀しい色をしていた。
そう、とても仲が良かった。
けれど、それはもう。
取り戻せない、過去の記憶。

「俺が、兄さんを、裏切ったんだ」
「え―――・・・」
「俺はこの手で」

人を、殺めた―――・・・。

「鴇・・・」
驚愕と、絶望に彩られた瞳で、史義は弟を凝視した。
その手に握られているのは、一振りの剣。
同心という地位の関係上、よく目にはしている。
あれは西洋の剣だ。
それを何故、弟が持っている。
彼は、江戸を騒がせているとはいえ、ただの盗賊だ。
それなのに何故。
そして。
「お前・・・どうして」
「史兄・・・」
そう言って、鴇は血に濡れた刃を、兄に向けた。
その足元には、多くの者が流したであろう、血の
海が。
そして。
「その足元に倒れていたのは・・・」
声を震わせて、史義は真実を告げる。

「俺の、仲間だ・・・!」
 

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